患者様に必ずする質問

住宅街の自宅の一階、
看板も無し、ホームページも無し、おまけに固定電話も無し。
一見さんには少々ハードル高めの状態で開業して3年以上が経ち、
これまで様々な患者様がご来院くださいました。
接骨院ではなく、鍼灸院という大看板で開業したからなのかもしれませんが、
病院や接骨院などの医療機関や整体やカイロプラクティックなど様々な治療歴を持ち、
紆余曲折の末、当院にお越し頂いた患者様が多い様な気がします。
おそらく極個人的な見解だと
(どこに行っても良くならない、鍼とかお灸なら何か不思議な力で効きそうだ!そういえば〇〇さんも鍼行って良くなったって言ってたな~)
プラスのプラセボ効果が働いているのでは?と考えております。
病院や接骨院で勤務していた頃より、
原因不明だったり、ハードめな症状が多いのも鍼灸院だからなのかな~と勝手に納得しております。
そういった患者様を含めて、おそらくほぼ全ての患者様に問いかける質問があります。
それは…
「夜はしっかり眠れていますか??」
です。(夜勤勤務の方は睡眠時間は確保出来ているかどうか?)
何てことないフツーの事ですが、
実はこのフツーが意外と出来ていない方がけっこう大勢います。
先に述べたハードな症状の方になると、
殆どの方が何らかの睡眠トラブルが認められます。
自分で睡眠トラブルに気づかれている方もいますし、全く睡眠トラブルに気づいてない方もいます。
こういった睡眠トラブルは腰痛や肩こり、自律神経の不調など様々な症状の初期から現れているケースがけっこう多いです。
気づかない内に溜まっているものって色々あります。
洗濯ものとか、食べ物とか、提出物とか・・・
何となく大変そうなイメージがご理解いただければ幸いです。
溜まった方が良いものありますが、
睡眠トラブルなどの漠然とした身体症状は、
基本的に余り蓄積させずに早期に解消した方が良いものです。
治療家としてまだまだ精進しなければいけない立場ですが、
20年近い経験を通して言えるのは、
「寝れていない身体」に何をやっても効果が薄い!
そう感じています。
時間とお金を無駄にしているんじゃないか?と思える方もいらっしゃいました。
ですが「どうしても眠れない」場合は、すでに神経的にかなり負担が掛かった状態ですので、鍼やお灸で自律神経の働きを整えるのは大いに有りです。
人によっては中々難しいかもしれませんが、
まずは思い切って一度しっかり寝て休息をとってみましょう。
それでもまだ身体の不調が残る場合に施術を受けてみましょう。